Cluster環境下のオクルージョンカリングの手順

----試行錯誤できるまでの準備----
古い記述や現状にあっていない解説が多いので
自分用のmemoを書いておきます

1.   --1番最初にすべきこと--
Window > Rendering > Occlusion Cullingから
Occlusion >OBJ>Occlusion areas で createNew ボタンを押すと OCC area が階層に現れます
これで cameraが活動する範囲全部をareaで囲います 初期値は1m立方で小さすぎます
これをしないで areaからはみ出た位置にcameraが現れた場合 まったく正常に機能していません
バグだか操作ミスだか挙動が安定しません。無駄に時間を食う状態に見舞われます
古いweb記事では 最後の方にoptionとして付け足している場合が多いです
『 細かくBakeしたいエリアを指定する』という解説は勘違いと思われます

2. 格子の設定   仮の数値設定してあとで調整します
Smallest Occluder 5 >1がお勧め 4m立方体が現れます
Smallest Hole 0.25 >0.05 5%にしておきます 調整は先送りです
Backface Threshold 100 >100のままでいいです
4m立方でできた迷路を仮定しています

3.Cubeを仮の遮蔽物に設定して あとで大きさや位置を調整します
遮蔽物= Occluderには  Inspectorの右上のStaticから、Occluder Static を設定します
遮蔽されるもの= Occludeeは 設定不要です
(古い記事では 『非表示にしたいOBJには Occludee Staticにチェックを入れる』とありますが
最近のUnityでは Mesh RendererのDynamic Occlusionにチェックが入っているので不要と考えます
4.次にWindow > Rendering > Occlusion Cullingから設定ウィンドウを開きます。
そしてBakeタブを選択します。 下の方の BAKE ボタンを押します

5.previewで確認します
Cluster の Minimalsample.unity から始めているなら PlayGameしないとCameraが現れないのが トラブルの元です
それではオクルージョンpreview機能が全力をみせていません
Cameraを一時的に作って Occlusion> Visualization tabを選ぶと
Scene画面で   色んなものが見えて 試行錯誤しやすくなります
Occlusion オン camera,Lines,portal をオンにすると  ギズモ類が見えます
Scene画面では 計算から除外されたOccludeeは 非表示になるのでわかりやすいです
GameタブでStatsを押しCall数を確認して 軽量化できたか判断します
青いブロックや黄色のブロックが何を意味するかわかりやすくなるでしょう
遮蔽物の大きさや位置を変更して何度もBAKEして 軽量化を図るとよいでしょう

Cluster 公式の tutorialはどう書いてるでしょうか
https://creator.cluster.mu/2022/03/24/occlusionculling
まずは「Add Component」から「Occlusion Area」を追加してください。
・・・・Areaについて 書いていますが 見逃しがちでしょう
「Occludee Static」にチェックマークを入れましょう。
・・・・省略してもよいと思います
Unity の Play ボタンを押してプレビューしてみましょう!
・・・・それよりcameraを一時的に作るほうが
    緑線や黄色線に気づけて便利です

問題提起と自分用備忘録を兼ねて 記述公開してみます
理解不足や検証不足があったら
web上にガセネタと誤情報を増やすことになりますが
ご容赦ください